2009-01-01から1年間の記事一覧

歳末あれこれ 

どうやら2日ほど前から気がつかないうちにプライベート・モードの設定になっていたようです。失礼しました。(1月2日、10時50分) というようなタイトルで始めたが、本当はこんな大袈裟な時期は私は大嫌いだ。正月の方がもっと嫌いだが、歳末は個人の…

臨時更新2

今日のYoutubeへのキャプションと、もう一本Youtubeを追加しました。(12月25日、2時35分) 先ほど、TVをつけながら晩ご飯を食べていると(行儀が悪いといわれそうだが、最近の私は食事時しかTVを観なくなっていて、だから行儀を正せば、もうTVを観ることは…

臨時更新

コメント欄からヒントを得て、Youtubeを一つ追加しました。(12月21日、23時0分) きのう、ある掲示板である方との遣り取りで、気がつけば調子に乗って思わぬ長文を書いてしまっていた。途中でとてもその全文を投稿できるようなものではないと気付いたのだが…

住まいの原型を探る2009(2)

追記、というよりも追加(Youtube 2曲)あり(12月7日〇時25分)。サイドバーのデザインをシンプルにしました。(12月7日9時30分)。 先月末の29日(日)、また偶然にしてはちょっと出来過ぎと思うようなことが起こった。 26日、愛知県のマツイ…

住まいの原型を探る2009(1)

昨年より3週間ほど遅く、もはや私にとっても恒例行事となった感のある長野県の山奥に行ってきた。先週木曜日深夜、またホンダ氏と二人で難波を出発した。昨年は学生と合流することになっていた大津サービス・エリアで車から降りて、いきなり肌を刺すような…

危機脱出

私、ブログやってます、などとエラそうなことはとてもいえないほど更新間隔が間遠になってしまっている。 この前の更新日が9月1日、なんとほぼ3ヶ月もあいてしまっていた。 この3ヶ月、昨年もこの時期はそうであったが、実はかなり難儀な日々を私は送っ…

近況、といよりも経過報告

前回のエントリーで、nagonaguさんから頂いた二度目のコメントに対して書いたように、一ヶ月ほど前、少し気が滅入ることがあり、服用している薬の種類や量がかなり増えた。そのせいかどうか分からないが、どうも意識の状態が少し変わったようで、そんなこと…

再会、再開

この先、どこまで回復するかの目途も立たない娘を抱え、薄氷を踏むような生活が始まってからもうすぐ4年になる。私自身、何とかまともな生活を送るべく、絶えず際どいバランスを保つ努力はしているつもりだが、途切れることなくそうした緊張が続いていると…

換骨奪胎?

前々回の『いつか見た風景、どこにもない場所』の続きは、いつの間にか再版されていた『魔術師』を急遽取り寄せてもう一度読んだり(上下巻に別れた相当の長編)、DVDをキャプチャーし、日本語の字幕を入れてYoutubeにアップロードしたりするつもりなので、…

豊穣な、無垢のとき

前回のエントリーの続きは次に回し、今日はこのブログでは3度目の合同援農について。 私が経験した限りでは今までで最大の人数であった。下は5歳くらいから上はおそらく70代半ばまで、昨年の12月16日に植え付けたタマネギの収穫を行った。あのときはぽかぽ…

いつか見た風景、どこにもない場所(1)

このところ新しい部屋のセッティングや本棚作りに余念がなく、更新が滞ったままになっている。いつまでも放っておくと、ただでさえ数少ない読者の方々に忘れられてしまうといささか焦り気味になってきた。そこで、写真もなく、拙速な内容のものではあるが、…

鬼魂楼再訪

なんという謙譲と犠牲の精神に溢れ、奥ゆかしくも控えめな私なのだろう。 一昨日の日記で私は自分のことをホモ・ファーベルとカテゴライズし、その証しをここでお見せした。ない知恵とセンスを絞り出し、子供の頃から我流で培ってきた手技を駆使しながら懸命…

悦楽の日々

ホモ・サピエンス(Homo sapiens)とは、知的活動をする存在としてヒトを定義しようとする言葉だ。ヒトを生物学的に定義する場合にもこの言葉を用いる。ホモ・ファーベル(Home faber)は道具を使ったりモノを作ったりする存在としてヒトを定義する。この定…

『アラバマ・ソング』に始まる不吉なアソシエーション(連想)

ブレヒトの詩の訳で、訳(わけ)としていたところを、<やく>と読まれがちだと判断し、理由という言葉に変えました。その他、少しの訂正と、リンクを沢山、そして注を一つ追加しました。(5月3日、23時40分)Nagonaguさんの日記で、クルト・ヴァイル…

春宵一刻はるかをおもう

春ノ海ひねもすのたりのたりかな稽古はいつもさぼりがちで、だからいつまでたっても前頭どまり、お人好しのユーモラスな動作だけが取り柄の力士の日常を詠んだ句。直截すぎて奥ゆかしさに欠ける。凡庸な駄句。 17音の同じ定型詩でありながら、<ノ>を<の…

ハルカーゼソヨフークー

今年は心なしか例年より随分と早くぽかぽかした陽気がやってきたように思う。これは釜ヶ崎の人たちにとってはとても切実に有難いことだ。季節は万人に平等に移り変わっていく。 茶色と白に分かれた正面の建物は、実は一戸の建物が真ん中で分割されて別々に使…

うつらうつら

オークランド、シドニー、香港と慌ただしく移動する旅行から帰国して以来、かなり変則的な意識状態の中を私はさ迷っていた。自分で自分のことが分かっていないということの度合いに関しては、他の人とさして変わる訳ではないだろうと私は思っていた。 以前に…

3月2日、3日 香港

香港上海銀行の竣工年を追記しました。(3月17日、21時50分) 往路はトランジット(経由)だけであったが、帰路、香港に2泊した。 香港は初めてだった。予想通りであったというべきか、予想以上であったというべきか。というより、どんな予想を自分が抱いて…

3月1日 シドニー

今日のYoutubeに付した文章で、分節とすべきところを文節としていました。私にとっては非常に大きな間違いで、慌てて訂正しました。(3月14日20時25分) 誘ってみたところ、ちょうどスケジュールが空いていたというので、シドニーで名古屋のドケ君と…

2月28日 オペラハウス

今日のYoutubeを忘れていました。その他、少々訂正加筆しました。(3月8日、午後10時40分) この建物についての概略はすでにここに述べています。先にそれを読んで頂くと、以下の持って回ったような言い回しも少しは理解しやすくなるのではないかと思…

2月27日 終日オークランド

かつて、アメリカの原子力潜水艦の寄港を率先して拒んだデヴィッド・ロンギという人物が首相を務めていたということと、妹が移り住んだという以外、ニュージーランドという国についてさしたる関心も私は持っていなかった。誰もが有している予備知識以上のも…

南半球

土砂降りの大阪を発ち、20時間ほどでこの地に着きました。直通便の席が取れずに余計な迂回(香港経由)を強いられ、こんなに時間がかかりました。5,6時間で来られるのだろうと思っていたのですが、直通便でも12時間はかかるそうです。 こんなヘンテコ…

黒い雨、どこにもない場所(5)

25日(水)からちょっと旅行に出ます。観光目的という訳ではありません。その前に、だらだらと続けてきたこのシリーズを無理矢理、促成で仕上げました。文章は唐突な形で終わり、最後は無言の写真だけが続くような体裁となってしまいました。その場しのぎ…

黒い雨、どこにもない場所(4)

楽しみつつもためらいがちにこのシリーズを続けているが、そのためらいの大部分は、何だ、単なるお前の自慢話だったのかと思われそうで、そうならないためにはどうすればいいのかと思案に暮れていたからである。だが、自分が直接に関わったことであるとはい…

幕間 雑事あれこれ。(2)

「奇妙な果実」の詩のリンク先を変更しました。((09/02/20、 3:50 P.M.) ここ数日、書いておきたいことがいくつかたまっていて、ブログを更新しようと思っていたのだが、それよりもこちらの方が先だと、コンピュータのシステムをWindowsXPからVistaに入れ…

幕間 雑事あれこれ。(1)

メランコリーに捕われてブログの更新も滞りがちだった一時のことからすると、事態は好転したというべきなのだろう。このところいろんな雑用に追われ、今までの私からすれば、ないことに、忙しさが理由で更新が滞ってしまうというようなことになっていた。動…

黒い雨、どこにもない場所(3)

本文を少し訂正加筆しました。(09/02/06、 4:30A.M.)今回のYoutubeは長尺ものなので、最初にそこに行って音楽を聴きながら読んでいただくと、なお一層効果的です。先週の中頃、普段から親しくしていただいているマンション管理組合の理事長夫妻から、南港…

黒い雨、どこにもない場所(2)

いま私は、築30年以上にもなる古くて小規模なマンションの一室を仕事場にしている。とても便利な場所ということもあり、他にも仕事場として使っている人は多い。ここに移ってきて私はまだ5年ほどだが、入居者の管理組合の理事長の方も建築設備の設計の仕…

黒い雨、どこにもない場所(1)

リチャード・ロジャーズとくればオスカー・ハマースタイン・ジュニア(※1)、ではなくて。と、彼を紹介するのにそれぐらいのウィットを込めて当然のことだと私は思っていた。ところが司会者たちはおろか、そこに出席していた100名の若き建築家たちも、ほ…

寒々しい日々

もう半年ほど更新していなかったような気分だ。と思ってこのブログをいつ始めたのかと調べてみたら、去年の7月14日だった。厳密にはまだ半年も経っていなかった。相変わらず私はいつも大袈裟だ。きのう(1月10日)は、本当はとても興味深い予定があった。…