猫たちその2

22日の試験までいよいよ切羽詰まってきた。というほど大袈裟な気分ではない。だがやらなければならないという気持ちもないわけではない。だからといって受かる確率が限りなくゼロに近いということにもちろん変わりがある訳でもない。とはいえ競争率2.5倍の書類選考に残ったのだからやればどうにかなるのかもしれない。などと考えてみはするが、そんな甘い考えはすぐに霧消する。しかし受けてみようと思い立ったのは自分なのだからと無理矢理に自分を納得させる。にもかかわらずどうにも気力がついていかない。ところが思っていたほどには理解力も記憶力も落ちてはいないではないかなどと妙に感心してみたりすることもある。などと毎日、隘路にばかり入り込みながらも、受かればどんなにいいだろうかとも夢想する。いや、何かの間違いで受かったりすれば、逆にひどく困難な苦しい生活が待っているだけだとも考える。それでもなおやはり続けなければならない。続けなければならないのだろう。続けたい。
といった生活があとしばらく続きます。23日には娘の面会に行く予定です。今週いっぱいは更新が滞ります。





ミアーノス猫。
ミアーノスという山間の小村は、偶然迷い込んだだけで、僅か15分ほどの滞在だったけれど、村の人たちとの輝くような交流の記憶が残る、最も印象深い村の一つとなった。




アルティエーダ少年。
シエスタで静まりかえった石造りの村の広場に、急に少年の長い影が現れた。キリコの絵がそのまま目の前に展開されているかのような村だった。




サングエーサ猫。




モンレアル・ネズミ。
ラットとマウスの違いを同行のオランダ人から教えられた。ラットは忌み嫌われるべきネズミで、マウスは愛玩されるべきネズミのことだそうだ。道理でミッキー・ラットではなくミッキー・マウスだったのだ。でもトムとジェリーのジェリーはラットだったはずだ。




パンプローナ猫。




ログローニョ鴨たち。
私がpokoponさんのように野生の動物にもっと関心と知識があれば、写真の枚数は何倍にもなっていただろう。




ナヘラ猫。




フロミスタ猫その1。




フロミスタ猫その2。




サーウン・フクロウ
同行のベルギー人女性が見つけた。たぶん昨夜、幸いなことに傷はない、まだ若い、病気か何かだったのだろう、とても可愛い、と彼女はいった。sheと呼んでいた。




今日のYouTube
J.S. Bach 「Orchestral Suite No.2 - 7 Badinerie」