あっついやんけぇ

In the heat of the night
(あっついやんけぇ)
Seems like a cold sweat
(汗が目に入って)
Creeping cross my brow, oh yes
(しみるやん)
In the heat of the night
(ああ、あっつい)
I'm a feelin' motherless somehow
(お母ちゃんのこと、思い出してしもたやんけ)
Stars with evil eyes stare from the skies
(星まで安っぽく光って)
All mean and bright
(いけずそうに見んなや)


In the heat of the night
(ああ、あっつい)


Ain't a woman here before
(早いこと朝にしてくれるゆうおばはんが)
Knows how to make the morning come
(この辺に住んでたらしいけど)
So hard to keep control
(ああたまらん)
When I could sell my soul
(もうどうなってもええ)
For just a little light
(はよ明るなってくれや)


In the heat of the night
(ああ、あつい)


In the heat of the night
(ほんまにあついやんけ)
I've got trouble wall to wall
(どこいってもいやなことばっかりや)
Oh yes I have
(ほんまに)
An' I repeat, oh, I repeat in the night
(毎晩、毎晩)
Must be an ending to it all
(そろそろこんな生活ケリつけんとあかんなぁ)
Oh Lord, it won't be long
(神さん、もうちょっとだけ待ってや)
Yes, just you be strong
(神さんだけが頼りやねんから)
And it'll be all right
(もうすぐちゃんとやるから)


In the heat of the night
(それにしてもああ、あつい)







いこい食堂。ここで毎日、メカタさんたちが料理をする。援農もここから出発する。



四角公園。いこい食堂の真向かい。ここで炊き出しが行われる。4時頃から地面に円を描いて、その中に何かものを置き、順番待ちの場所取りが始まる。多いときは何百人も並ぶ。



いこい食堂のある通りは低所得者向けドヤ街。でも何十年と故金井牧師がここで活動してきたからか、釜ヶ崎では例外的に静かで穏和な通り。



すぐそばに聳える西成署。今もまだこの中に稲垣氏が拘留されているはず。



所々でカラオケの大音声が。



高所得者向けドヤ街。



思わず中身は大丈夫なのかと心配してしまう。



三角公園。目と鼻の先にありながら、四角公園とは随分雰囲気が異なっている。鬱屈と反抗、堕落と放縦と危険な香り。過去の大きな暴動はここから始まることが多かった。写真を撮っていると、ひとりの男に、なに撮ってんや、と訊かれた。いや、釜ヶ崎の写真、あちこち撮ってんねん、と作り笑顔で答えると、私の風体から自分たちの敵ではないと判断してくれたのか、ああそうかと笑顔で答えてくれた。別の方角からも写真を撮っていると、自転車に乗った男がすぐそばに止まった。また作り笑顔を準備し始めると、ゴメンといって私の横をすり抜けようとした。公園横の入り口を私が塞いでしまっていたのだ。多くの人たちが立ったまま街頭テレビで野球中継を観戦している。バンちゃんもきのう、6時になって、ああもう阪神始まると焦っていた。あの中にいるのかもしれない。



センター(西成労働福祉センター)。どのシャッターの前にも二人ぐらいの野宿者。今夜は雨の心配がないからか、こうした庇の下だけでなく、いろんなところ、文字通りそのまま路上で寝ている人も多い。夏は彼らにとっては有難いシーズンだ。日雇い労務者の朝はとても早く、したがって夜も当然早い。多くの店や屋台は随分早くに店じまいする。



この辺り一帯でショーケツを極める食品専門の安売りスーパー。でも釜ヶ崎の住民にとっては心強い味方だ。でもあれだけ電気代を使うのなら、その分を消費者に還元すればいいのにといつも思ってしまう。数年前、若者のオサレな街としてメキメキ頭角を現わしていた南堀江に、このスーパーが出店しようとして、地元から猛反対があったと聞く。でも、できている。どうせなら銀座や表参道にもぜひ出店を。



飛田新地の夜は更けて』


今日のYouTube
Ray Charles 「In The Heat Of The Night」