徒歩5分圏その3

朝は別にして、昼と夜をすべて外食にしても、1年間ぐらいは同じものを食べずに過ごすのも簡単と思えるような場所に住んでいるので、これは本当に辛い。
などと、昨年、サンティアーゴ巡礼をしていたときの日記に書いてしまったが、本当にそんなことが可能なのか、あるいはもっと長期間続けることができるのか、その後少しだけ考えたことがある。だけど、本当に試してみようとは絶対に思わない。昼ご飯を食べようと外に出て、いろいろ歩き回って結局食べたいものが見つからず、部屋に戻って超簡単うどん(超うまい。※)を自分で作ったり、そばにあるデパートの地下で出来合いのものを買ってきて済ませたりすることが多い。選択肢が増えれば増えるほど選択は困難になるという命題の典型例だ。
それでも今日、15分ほど歩き回って、特に目につくような店を写真に撮ってみた。これでも相当に絞り込んだ。しかもすべて地上にある店舗ばかり。膨大な地下街や何階にも亘るレストラン街が収められたビルの上階は入っていない。毎日毎日同じものばかり食べざるを得なかったスペインの田舎の人たちが見たらきっと腰を抜かす。絶対に腰を抜かす。



滬張樓(フーチャンロー、看板にはフーチャソローとルビ)。1回だけ(何故だ?)。



香港砂鍋(サーコー)飯 モンコック。砂鍋とは中国の土鍋のことらしい。未食。



讃岐も讃岐 うどん大王。未食。
うどんに関しては私はシロウトではない。以前のスタッフのタカハシ君が讃岐の善通寺出身で、琴平町に嫁いだ彼のお姉さんの家を設計した。毎週末、現場監理に行くたびに、ひとりうどん探偵団琴平支部長をしているそのお姉さんから最新の穴場情報を仕入れては食べまくってきたのだ。こんな派手な店構えを見せられても、ふんといって私はさり気なく前を通り過ぎるだけだ。私ほどの目利きになると、入るべき店かどうか、瞬時に判断できる。



韓国家庭料理・鍋料理 宮(グン)。5、6回。
時々、思いっきり辛いものを食べたくなるとここに行く。



PARADISO。1回。実はこのすぐそばにもう一軒、スパゲティ専門店があり、そちらの方には3回ほど。




PILAF01。ピラフ学割? 未食。




新陳代謝促進食堂 辛辛。未食。



シェ リュック。未食。



Sasebo Burger+Cafe ATA-GO。未食。



鬼太郎商店 とっとり岩山海。未食。



美人豚Junior(べっぴんジュニア)。未食。



トルコケバブ&自家製アイスクリーム KARAKUS。のび〜るトルコアイス。1回。
アイスクリームを買った。おっさんとの会話。
メッチャウマイデ、サンビャクエンヤ。
食べたことある。
ドコデ。
心斎橋で。
アソコタカイヤロ。サンビャクゴジュウエンシタヤロ。
そんなん忘れた。
ウチノホウガズットウマイネンデェ。
(超甘かった。)



※ 冷凍うどんでもかまわない。湯がいて氷水で冷やし、水を切る。できればガラスなどの涼しそうな器に入れる。大根を1.5センチほどおろしてうどんの上にのせる。大根おろしの真ん中にへこみを作り、玉子の黄身をのせる。上から青ネギを刻んだものと鰹節をたっぷりかける。醤油(できればダシの効いたもの)をかける。かき混ぜて食べる。死ぬほどうまい。どんなときでもうまい。一生うまい。


今日のYouTube

Focus 「Hocus Pocus (live '73)」

まるでキリストのような風貌のリード・ギタリスト、ヤン・アッカーマンは、当時イギリスで、エリック・クラプトンより人気があった。


Focus 「Hocus Pocus」
Thijs van Leer(タイス・ファン・レール)というおっさんのいつまでも衰えないこの才気と狂気っぷりに完敗、乾杯!